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荒舘康治のこだわり農家さん訪問記!! vol.2

こんにちは!ごちそうナビゲーターの荒舘です。こだわり農家訪問記では、私荒舘がustream番組「むかわにむかわナイト」の取材に同行し、むかわ産食材の魅力を深く掘り下げます。 第2回は穂別地区で養豚業を営む「㈱ほべつすわいん」の代表取締役、九笹雄司(くささ ゆうじ)さんにこれからの時代のおいしくてヘルシーな豚肉について語っていただきました。

名前:九笹雄司さん 年齢:43歳
畜産業歴:5年 静内町出身。
実家の建設業を継ぐが建設不況を機に畜産業に転業。2009年「株式会社ほべつすわいん」を設立。当初3500頭から始めて、現在は年1万頭を出荷するまでに事業を伸ばす。「スワイン(swine:英)」とは豚、養豚場の意味。

【こだわり】病気に弱い豚をさまざまな病原菌から守るために衛生管理を徹底しています。薬に頼らないのと、豚たちのストレスを減らすことがおいしいお肉につながります。

手塚)
はじめまして。「むかわにむかわナイト」の手塚です。わぁ!きれいなお肉ですね。これは豚さんのどこの部分ですか?
九笹)
はい。普通豚肉のしゃぶしゃぶは脂の多いバラ肉を使うのですが、うちはモモ肉でしゃぶしゃぶをするんです。まずは一口食べてみてください。
手塚)
もも肉ですかぁ?ではひとつ…(と箸でお肉を泳がせる手塚)あ、おいしい!柔らかいですね。これ…
九笹)
普通、脂身の少ないモモ肉は固くてパサパサと思われていますが、うちのお肉は柔らかいから、モモ肉でヘルシーに楽しめるんです。それに、脂が多いとヒトってすぐに飲み込んじゃいますから。
手塚)
もぐもぐ…本当ですね。ゆっくり噛んで旨みを楽しめるというか。それに全然しつこくないですね。いくらでも食べられそう!
九笹)
うれしいです。では私もひとつ(といって箸を出す)『あ、おいしい。これ!』(一同笑い)実はなかなか自分の作った豚が食べられなくて(笑)食べたいときは町まで買いにいかなければならないんですよ。
手塚)
えーっ!
  • うまさの秘密その1 豚は生来病気に弱く、多くの養豚現場では抗生物質の使用が欠かせません。ところが、九笹さんは法律で投与が義務付けられている薬以外は一切使わないで豚を育てます。その秘密は徹底した衛生管理。病原菌を徹底して持ち込まないことで、健康な豚を育てます。結果として臭みのない豚肉が実現したのです。
  • うまさの秘密その2 高齢者は和食、魚食中心…というのは昔の話。洋食になじんだこれからの高齢者はお肉も楽しみます。でも、脂っこいのは健康の点からもはばかられる…そんな消費者ニーズに着目した九笹さん。ケンボロー種の豚を独自に掛け合わせて脂身の少ない品種に改良しました。さっぱりした味わいは和食にもぴったり!
  • うまさの秘密その3そして九笹さんが教えてくれた一番の秘密は、「穂別で育てていること!」。おいしい水と空気、静かな環境はもちろん、お肉にしてくれると場や消費地が近いこと…考えれば考えるほど穂別は養豚に最適なのだそう。「風の味と書いて『風味』。ぜひ穂別の『風味』を楽しんでください。」と語る通りのやさしい味わいが魅力です。
荒舘康治のここが気になる!

実は今回の取材では元気にすくすく育つ豚さん達の姿を皆さんに見ていただこうと思ったんですが…ダメでした。外から病気を持ち込まないよう厳重な管理をされているんですね。子どものころからお肉が大好きだったという九笹さん。脂身の旨みを追求することが主流の養豚業界で、「僕自身いつまでもおいしい肉が食べたいから」と高齢化社会を見据えた「脂身の少ない」肉質改善を行う九笹さんの先見性にも脱帽です。

手塚さんとの対談にあったように、九笹さん、自分が育てたお肉を口にするのは久し振りだったようですね。これは、お肉独特の流通があるから。

九笹さんが半年間育てた豚は、お肉になるために地域のと場に運ばれます。育て上げた後に九笹さんができるのはと場まで運ぶことだけ。と場から先は「豚肉」という商品となって各地の市場やスーパーに出荷されます。九笹さんの豚肉は見た目が美しく脂が少ないので売り場でも好評!育てた本人でさえ売り場で買うしか入手方法がありません。この希少なお肉を通販で多くの方にお分けできるというのは実は革新的な事なのです。

九笹さんの豚肉は赤身のきめが細かく、脂身とのバランスが良いため加工肉の原料としても最適です。九笹さんは買い戻した「ほべつすわいん」のお肉で、ボロニアソーセージやフランクフルトも作っていて、こちらも絶品の仕上がりです。



建設業から養豚業へ、異例の転身を果たした九笹さん。一頭一頭の豚を自分の子供のように慈しむその姿には感動すら覚えます。
「豚は一回に20頭もの子供を産みます。自然界では、そのことこそ豚が弱い生き物である証なのです。」と語る九笹さん。
豚はきれい好きで、極端にストレスに弱い生き物。豚舎の衛生状態が少しでも低下したり、ストレスで群れの中にちょっとしたケンカが発生しただけで肉の味が大きく変わってしまうといいます。
「今日手を抜いてもすぐに死んだりはしません。でも、半年後にお肉として戻ってくるときに味に出てしまうのが養豚の難しいところなのです」という九笹さん。だからこそ、5千頭もの豚を毎日丹念に見守り、キメの細かい管理をしているのです。

取材をおえて

九笹さんは不思議な人です。柔和な笑みの裏には養豚にかけるものすごい情熱と、消費者の嗜好を冷静に見据えた経営者としての目が隠れていました。それなのに、普通に話していると豚さんが可愛くて仕方ないって感じなんです。毎日の仕事はとても大変そうだけど、一つひとつの作業に意味がちゃんとあって、愛情を持って取り組む九笹さん。不思議な魅力に満ち溢れていました。



すわいん豚-B PICKUP

13,000円(税込)
穂別すわいん豚のセットが新登場。もも肉 500gロース肉 150g肩ロース肉 300gバラ肉 300gボロニアソーセージ 1本フランクフルト(2本入り)
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すわいん豚-A PICKUP

4,500円(税込)
穂別すわいんのセットが新登場もも肉500gロース肉150gバラ肉300gラムボロニアソーセージスライス(3枚入り)フランクフルト(2本入り)
【 買い物カゴへ 】

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